注文住宅を建てるにはどれだけお金を準備すれば良いのかよくわからない人もいるはずです。
土地代や付帯工事費、住宅ローンの諸費用など、家づくりには建築物だけでなくいろいろな費用がかかります。
また家を建てた後にも維持費や修繕費といったランニングコストがかかりますし、長く住み続けるにはリフォームのことも考えておく必要があります。
ここでは家を建てるとき、また建てた後にかかる費用についてのポイントを説明しますので、予算を考えるときの参考にできます。
注文住宅の予算オーバーが心配?それならこのポイントを抑えて不安を解消しよう!
注文住宅を建築するときに予算について考えるのはとても大切です。
土地代や建築費用のことばかり考えていると、思わぬ出費に焦ることになります。
まず注文住宅を建てるときの費用は大きく4つに分けられます。
土地代や設計費、建物工事費用や別途工事費です。
土地代や建物工事費用は、土地の購入や建物本体の建設費用で、別途工事費は水道管の引き込みやプロパンガスの配管工事費用です。
これらの他にも税金や登記、住宅ローンの手数料や保証料が必要になります。
地鎮祭や棟上げ式、内装費も必要になるので想像以上にかかるのが実状です。
ですから注文住宅を建てるための予算は全額土地の購入や建物工事費と考えるのではなく、あくまで総額と考えておけば安心です。
総予算に占める配分率は土地代4.5割、設計・建築費用3割、別途工事費用2割、諸経費0.5割が一般的です。
注文住宅のトータルコストはどれくらいかかる?
一生に一度の大きな買い物といわれているマイホーム購入は、理想の家を手に入れるためにもこだわった注文住宅を選択する方が増えています。
ただ注文住宅は大きさによってかかるトータルコストは異なり、家が大きくなるほどたくさんの費用がかかります。
ただ予算内で後悔しない家創りをするためにも、全国の平均的なトータルコストを把握していると指標となり、必要な設備やカットすべき部分など考えやすくなります。
全国平均の数値は住宅面積が130㎡の約39坪となり、建設費は3,350万円程度といわれています。
単純に割り算をしてみると坪単価は約86.5万円であることがわかります。
平均値よりも小さめの100㎡の住宅ならば建設費は約2,600万円となり、より大きな165㎡の約50坪の住宅ならば建設費は約4,300万円という目安が得られます。
さらにここから建設費に含まれてこないその他の費用をプラスすると、約30坪の住宅はトータルで2,800万円程度で、約50坪の住宅ならトータルで4,500万円程度になります。
この数値から三大都市圏、特に首都圏になると他の地域と比較して坪単価が高くなるので同じ大きさの住宅でも費用が高くなる傾向があることを把握しておきましょう。
注文住宅とリノベーションを比較して選択肢を増やす
自由に希望を叶えた設計を施して建てる一戸建てを注文住宅というのに対して、すでにある建物に大規模な修繕工事を行なって新築同様の価値と状態をつけたものをリノベーションと言います。
注文住宅の中には、全てを自由に決められるフルオーダーだけではなく、間取りや設備を限られた選択肢の中から選ぶようなセミオーダーというケースもあります。選択肢をあらかじめ用意することで注文住宅建築に係る費用を抑える事ができます。
リノベーションでは、比較的小規模な工事であるリフォームとは違い、間取りを変えたり水道設備や冷暖房設備を変更するような大規模な工事をするため、住宅機能が飛躍的に向上することになります。
ライフスタイルに合わせて間取りを変更したり、趣味を楽しむ空間を設ける事ができるなど、アレンジ自由に行うことができるため、住宅を検討する際に候補となるものと言えます。
希望する地域に土地が見つからない時には、中古住宅を改修する選択も考えてみてはどうでしょうか。
古民家風の注文住宅はいまとても人気です!
鎌倉あたりにも多いですが、築年数が古くなっている古民家を綺麗にリフォームしてカフェにしたり、一般の方が住んだりという事も増えている傾向があります。
築年数がいっていると、耐震性の問題もありますし、古くなって使えなくなっている部分もありますので専門的なリフォームが必要になることも多いです。
その点注文住宅で古民家風にするという事であれば、安全性も高いですし質感などは自然素材で作っていくことができますし、和風で作ることが出来て新しいというのがメリットです。
注文住宅は1から好きなように出来ますので、設計ももちろんですし間取りや収納スペースなども好きに出来ます。
場合によってはすべての要望を取り入れることが出来ない場合もありますが、その時にはプロの意見を参考にしつつ考えていくことで、満足度も高い家にすることも出来るので安心です。口コミ評判でも高評価されているハウスメーカーや工務店を選ぶと安心ですしお勧めです。
注文住宅で店舗を建築することができるのか
世の中には、注文住宅の建築を得意としている工務店がありますが、どのような注文住宅でも建築できるわけではありません。
例えば、お店をやりたい場合に店舗が必要になりますがこれを閉鎖することが可能か問題になります。基本的にお店の書類によっても違いますが、大抵の事はできるでしょう。
若い搬入等に関しては、他の会社が行うとしても、設計やデザイン等が行うことができます。それ故、もし気になる場合はいちど相談をしてみると良いかもしれません。その結果、より魅力的な建物になる可能性があります。
このように、実際にできるものとできないものがありますので、事前に相談などをしてみると良いかもしれません。ホームページなどで、店舗の併設の実例がいくつか出ている場合は、そこで任せることができるわけです。
このようなやり方は、決して珍しくありませんが、専門性があるかどうかと言うところは必ず見ておかなければいけません。
高いお金をかける以上は、当然のことといえます。
注文住宅を建てる時に考えたい趣味専用の個室の完備
注文住宅を建てる家族の中には、趣味を持つことで専用の個室を作りたいと考えた場合、内容による違いはありますが、共通している施工内容も含まれます。
まずは防音室に仕上げる方法があり、絵を描いたり手芸をしたり、楽器演奏やDIYの個室にするにはかなり重要になります。
防音室は壁の中に厚みのある防音シートを使う方法、床下と天井にも同じような構造にすることは基本的な施工内容です。
静かな環境で趣味を行うことが前提にあるので防音室は役立ちますが、DIYなど電動工具を使うような場合では、注文住宅の場合では最初からコンクリートの床にしたり、コンセントの数を増やしたり、換気扇を大型化するなど整えるべき設備は増えることが多い傾向にあります。
壁材は普通のクロスでは直ぐに汚れてしまう問題が起きるので、理想はコンクリートになりますが、安く仕上げるには簡単に交換できるボードを採用する方法を推奨できます。
スプレー缶の塗料を使う作業にも対応させるには、ビニール素材の間仕切りでカーテンのように自在に開閉できるように施工すると万全ではないでしょうか。
注文住宅には斬新なアイデアを盛り込んだものも多い
注文住宅は、自分好みのデザインを取り入れたものもたくさんあります。家主の方が考える家事導線やデザイン、希望するイメージをしっかりと形にしてくれるので安心して任せることが出来ます。
しかし、最近は斬新さを求める人もいるので少し変わったデザインを機能する人もいるようです。住み心地の良い家であり、開放された空間を作ることで注文住宅はリラックスできる場所になります。
斬新さを求める家主の希望を形にすることは可能ですが、住み心地まで悪くなってしまっては意味がありません。なので、デザイナーや設計士は必ず「ここはこのようにしておくと良い」というアドバイスをくれるでしょう。
その言葉はしっかりと聞いておき、自分好みのイメージばかりを先行させずきちんと長く住むことを考えた設計を依頼すると良いです。
注文住宅は形がある程度決まっている家よりも高額なので、出来るだけ冷静にデザインや設計は考えるようにして、将来のことなども確認しておくべきです。